日本は観光立国?外国人観光客が増加し続ける5つの理由

日本は観光立国?外国人観光客が増加し続ける5つの理由

「爆買い」や「訪日インバウンド」という言葉で知られるように、日本には毎年数多くの外国人旅行客が訪れています。

数年前と比べると、町中で外国人観光客を見かける機会も多くなったはずです。

その数は2016年に2,000万人を越え、東京オリンピックが開催される2020年には4,000万人に到達すると見られています。

4,000万人に到達すれば外国人観光客数世界TOP10に入ることはまず間違いないでしょう。

では、この急速な訪日外客数の増加はどのような理由によって生じているのでしょうか?

今回は、その訪日外客数の増加に繋がった原因を5つご紹介します。

訪日外客数の増加に繋がった5つの理由

1.円安

円安が進行すると、外国人観光客にとっては旅行しやすい環境ができます。

近年爆発的に増加する中国人観光客を例にとって見てみましょう。

日本円と中国元のレートを比較してみると、円が下落した2014年後半には2011年に旅行する場合の約3分の2の旅行費で日本観光を楽しむことができます。

これには日本までの交通費や宿泊費に加え買い物費用も含まれているので、円安になるほど日本の商品を安く感じ「爆買い」が加速するのです。

2.ビザ緩和

ビザには様々な種類があり、その取得には国の定める煩雑な手続きを踏まなければなりません。

しかし、中国を始めとするアジア各国で訪日客増加の効果を見込み、ビザ取得の要件が緩和され始めています。

要件の緩和によりアジア圏の外国人観光客が中長期滞在しやすくなり、今まで訪日を諦めていた人にとってもそのハードルが大きく下がったと言えるでしょう。

日本を訪れる外国人観光客が増加することはもちろん、日本に対する理解者の増大や国際交流の深化などの効果が見込まれています。

3.LCCの就航と原油価格下落

Peachスカイマークなどに代表されるLCCの就航も、外国人観光客増加の大きな理由です。

LCCは機体を自社で持たないことやパイロットの育成を行っていないことなどを理由に格安な旅行運賃を実現しています。

近年その就航路線は数を増やし、国外の航空会社を含めると、アジアを中心とした20以上の国と地域が羽田空港と結ばれています。

また、大手航空会社も原油価格の下落に伴い、運賃を引き下げています。

圧倒的な路線数を誇る大手航空会社の運賃が下がると、日本を訪れる外国人観光客の数は増え、その国籍の多様化にもつながります。

4.所得の増加

近年、韓国や中国を始めとしたアジア諸国では急激な経済成長が見られます。

中国はGDPで日本を上回り、韓国は世界トップレベルの電気機器メーカーを有しています。

ここ数年に及ぶ経済成長に伴い、国民の所得も大きく増加しました。

ここにとても興味深いデータがあります。

近年、アジア諸国は比較的先進国の多い欧州とほぼ変わらない額を支出するようになっています。

これは所得増加を裏付けていると言えるでしょう。

訪日外国人1人あたりの国別支出額

5.日本に対する関心の高まり

原油価格の低下や所得の増加は旅行への動機付けにはなりますが、旅先に日本を選ぶ理由にはなっていません。

外国人観光客はどうして日本を旅先に選択するのでしょうか?

その理由としては、ひとえに日本への関心の高まりが予想されます。

「和食」のユネスコ無形文化遺産登録は記憶に新しいですが、日本の食べ物は外国人旅行客を誘致している大きな要因と言えます。

まとめ

日本の美的感覚「わびさび」も外国人観光客の間で理解が深まっていると言えるでしょう。

和食や寺院が根付いた京都が観光地ランキングで世界一位になるのは、これらの要因が考えられます。

2020年に開催予定の東京オリンピックが、この「日本ブーム」をさらに加速させることは間違いないでしょう。

この記事のライター

インバウンド事務局